2010.07.21 Wednesday
紅い白描
商業美術をテーマにした長編ミステリーです。ミステリーといっても誰も死なないし、松本清張にしてはあっさりしていて読みやすかった。
あらすじはアマゾンで見てください。
とはいってもやっぱり松本清張です。謎が溶けた後半のある地点で僕のあたまの電球がピカーンと点灯しました。
そういうことだったのかーっ!っていうね。
その瞬間のなんとも言えないスッキリ感がミステリーの醍醐味だと思うのだけど、下手なミステリーなんかだと、ある程度ミステリーを読んでる人なら先を読めてしまったりするのですが、松本清張はそのあたり本当に巧みな書き方をするんです。さすがだと思いました。
この小説では商業と芸術と人間性の議論がでてくるし。根底のテーマはこれです。この議題に関してはたぶん芸術に関わる仕事をしている人は常に考えていることじゃないかと思う。僕ももちろんそうです。昔から考えていることのひとつです。
その辺に興味がある人にもおすすめです。さらりと読めますよ。
| Book & Comic | 08:13 | - | - |













