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秘密
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    東野圭吾 『秘密』読了

    なんだか、ちょっと疲れてしまった。読んでいてずーっと心を揺さぶられ続けるストーリーだから。

    雪山でスキーバスの転落事故にあった妻と娘。妻の方は亡くなり、娘は意識がなくこのまま植物状態と言われて平助は絶望するのだけど、奇跡的に娘は意識をとりもどす。だけど、娘の意識は妻のものだったっていう話です。

    もちろん妻は娘の体で学校へ行くわけです。勉強もしていかなきゃいけないし、人間関係を作っていかなきゃいけない。要するに新しく自分を作っていかなきゃいけない。

    娘として学校生活を送っていき、家では家事をする妻であるという、奇妙な生活が始まるわけです。

    そのうちに妻はだんだん変わっていくんですよ。今まで生きてきて後悔していたことを娘の若い身体でやり直そうとするわけです。勉強に真剣に取り組むとか、その同じ年頃の男子に恋をしたりするわけです。平助はその若さを手に入れてそれを思い切り楽しむ妻にたいして、そして妻に近づいてくる男子に対して強く嫉妬するのです。娘の姿をした妻に対して疑心暗鬼になっていってしまう。そういう自分に対しては自己嫌悪に陥る。

    僕が平助だったら耐えられない様な気がする。だって心の平穏がないわけだからね。

    でも、必ず人は変わっていくんですよ。

    時には無情に、時には残酷に。そういう意味においてはリアリティを感じました。とても。

    だから物語にはとても引き込まれました。

    しかし、この読了後の気持ちの処理がやっぱりできないっていう。本当に胸がチクチク痛むわけです。平助が可哀想すぎて。

    そして別れの辛さを思い出しました。別れっていうのは辛いものですよね。本当に。そして別れがこの物語にはちょっと多すぎるかな。まあ色んな意味の別れがたくさん詰まっていると言えると思います。僕は別れの辛さで胸がいっぱいになりました。


    そして、僕はこの物語のラストが僕は大好きなんです。やられたなぁ。あーまいったまいった。

    このところ、僕は本の読みすぎなのか、ちょっとだけものもらいになりました。あーまいったまいった。



    | Moblile | 13:41 | comments(0) | - | pookmark |
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