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宇喜多秀家
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    津本陽の宇喜多秀家 備前物語 読了。

    文庫本でわりと細かい字で700ページだったので、ゆっくり読んだので大分時間がかかりました。

    秀家の曾祖父の宇喜多能家の時代から話は始まります。本当は四代に渡る物語なはずなのですが、能家の嫡男(長男)である興家はあまりにも不毛な侍でほとんどこの本に登場しません。
    備前国というのは今の岡山県の辺り、そこに居た別所家の家来だったのが宇喜多能家です。
    戦が得意で武勲を立て家老にのし上がるも、別の家来の妬みを買って孫の前で暗殺されてしまうのです。
    その孫が後の宇喜多直家。謀略家として有名な戦国武将で、自分に得だと思えば娘の嫁ぎ先にも平気で攻め込む容赦ない人でした。
    やはり目の前で子供の時に祖父を殺された事などが彼の性格を形成する時に影響したんでしょうね。
    僕は実は彼が好きで、この本を読み始めたので前半はほとんどこの直家の話になります。
    誠に恐ろしい人物ですが、とても優秀で、彼の才能とバイタリティによって宇喜多家は一気に版図を広げます。
    宇喜多家は直家の時代に、元士官先だった別所家から完全に独立します。そして結局別所家を上回って、しまいには制圧してしまうのです。
    中国地方には毛利家や尼子家、三村家など協力な大名がいて、それらに挟まれた小大名の宇喜多家はその中でもなんとか直家の謀略、策略を駆使して切り抜けます。
    そして織田信長の台頭。中国地方には織田家から羽柴秀吉が討伐隊を任されて毛利家に当たるのです。宇喜多家は選択を迫られます。さて、毛利と織田どちらについた方が良いのか。
    そして直家は織田方に着くことに決めます。直家にはきっと先見の明があったのでしょう。当然秀吉隊に宇喜多家が加わることになり、宇喜多家はその先方を務めます。そして戦功をあげます。
    そしてその息子の秀家が生まれ、直家は病気でなくなります。
    秀家と秀家の母親の福は秀吉にとても気に入られ。本能寺の変の後に豊臣政権の中枢に据えられるのです。秀家は五大老の1人となります。
    五大老は、徳川家康、上杉景勝、前田利家、毛利輝元、宇喜多秀家ですね。
    朝鮮出兵時には秀家は総大将として出兵します。
    そして関ヶ原の合戦では西軍に属し敗北。そのご、彼は薩摩に落ち延びたんですね。知らなかった。
    そして徳川家康が幕府を開き、同じ西軍に属していた島津義弘の領地薩摩に潜伏していることが知れ捕まります。
    なんと八丈島に流刑になったそうです。その後85歳で没するまで八丈島で暮らしたそうです。宇喜多家の子孫は小説のなかの話だとまだ実際にいるようですね。
    本の中に秀吉が作った金の茶室のレプリカが熱海のMOMA美術館に展示されているそうで、それは次に行った時にぜひ見て見たいと思いました。
    それと賤ヶ岳七本槍 シズガタケナナホンヤリ(本能寺の変の後の柴田勝家と羽柴秀吉との戦での功名を立てた武将七人の事)が、実は九人に対する功名だったなど。
    あまり知られていない史実をキチンと書いているのでとても勉強になりました。
    もう物語が長すぎて一体どこにフォーカスして良いのかわかりません。やはりこの時間軸の小説を読むと途中は大抵秀吉の話になります。これも半分近く秀吉の話でした。それほどあのお猿さんは逸話が多いのですよね。とにかく宇喜多直家が好きだから読み始めたのですが、曾祖父の能家、そして祖父の直家、孫の秀家それぞれ好きになりました。
    宇喜多家はとてもロマンチックでした。
    | Moblile | 14:32 | comments(0) | - | pookmark |
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