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運命について
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    司馬遼太郎の豊臣家の人々という本が今僕のカバンに入っています。

    短編になっていて、1話ずつ豊臣家の人間一人について書かれています。初めの殺生関白を読むと、運命について考えずにはいられない。

    秀吉に関して言えば、彼はおそらく日本で最も自分の運命を切り開いた人なので、どちらかというと運命という言葉が似合わないような気が僕はしてるのだけど。

    秀吉の甥の秀次について考えると運命について考えざるを得ないのです。

    豊臣秀次という人は、秀吉と同じく尾張の出身で、秀吉の姉の子供。すなわち秀吉の甥にあたるのだけど、彼は秀吉に子供ができなかった為に秀吉の養子になるのです。豊臣家の跡継ぎとして。

    この秀次が相当なポンコツで、女好き(これは秀吉の血筋なのだけど)それなのにもかかわらず自信過剰でプライドがものすごく高いのです。要するに今で言うところのとても残念な人なのです。

    そんな秀次は秀吉の養子になっただけで、関白(天皇が与える最高の官位)の座と、秀吉の建てた聚楽第を譲り受けて手に入れる。日本で最高の富と名誉です。
    関白を譲られた時に秀吉から、女はほどほどにしろ、公家を大切にしろなどいろいろと誓詞として約束事を書かされたのです。信頼されてなかったわけです。

    しかし秀次はやっぱりポンコツなので秀吉が大阪城に引っ越して自分から離れるや、お妾を30人囲うのです。そして夜な夜な京都の町で町人などの辻斬りをし始めるのです。要するに彼はセックスだけでは飽き足らず、人殺しを快楽として楽しみ始めたわけです。やりたい放題のスーパークレイジー関白なのです。

    だから殺生関白というタイトルなのですが。

    秀次が関白になってしばらくしてから秀吉の側室に子供ができます。のちの豊臣秀頼です。第一継承権はもちろんその子供になるわけです。
    嫡子ができてしまえば、当然秀次は秀吉にとっては目の上のたんこぶになります。それに豊臣家の名を汚す行為をしまくっているわけですしね。

    そして誓詞を破ったとして、秀吉に切腹させられるのです。(昨日だったかな。。Twitterで見たのだけど、実は切腹させられたのではないという新説が出てるみたいです。秀次が自ら切腹したという説です。はたしてどうなのかな。)

    尾張の田舎百姓だったら彼はどうだったのだろう。もしそうならば、やはりそこまでクレイジーな人にはならなかったはずです。環境は人を変える。
    でも、人の本質というか、根幹にあるものはやはり変わらないのかもしれません。僕はそう信じています。

    彼ほど運命に沿った生き方と死に方をした人もなかなかいないなぁと思う。
    | Moblile | 17:27 | comments(0) | - | pookmark |
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