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農家の八百屋
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    農家の八百屋というのはうちの父親のことなのです。こんなことを書いてるのがばれたら叱られるのではないかと思うのだけど、なかなか面白いので黙って書いてしまおうと思います。

    仕事をリタイア後、時間の余っている父親は、趣味の野菜作りに力を入れているらしく、しょっちゅう三浦に借りている畑へ通ってはせっせと野菜を作っているようです。

    このところ実家に行くと玄関の脇に大量の野菜が積んであります。キャベツ、大根、白菜(たしか山東菜と言ってたけど中国チックな白菜みたいなものじゃないかと思う)なんかが山積みでした。

    大根はいわゆる三浦大根で、青首大根と違い全て真っ白で、辛味が少なく、煮崩れしにくく食感も柔らかいので煮物に向いている大根なのです。

    三浦大根は三浦の特産品です。うちの父親のは育ち過ぎてしまい、まるで大王イカの様な姿なのです。僕はそれをベスパになんとか乗っけて持ち帰り、せっせと毎日煮たり、お味噌汁に入れたりして食べているのですが、大きくてなかなか減らない。。

    いかんせん育ち過ぎていて鬆が入ってしまっていて、多少筋っぽいのでぬか漬けには向かない。でも、スーパーで買う大根に比べると野生的な味と香りがします。大根が本来持ってる香りみたいなものなのかもしれません。

    うまく表現し難いのだけど、それはなかなか良いもので、こういう野菜を作る父親はなかなかいけてるのではないかと、大根を噛むたびに少し思ったりしているのです。まあ悔しいので褒めません。悔しいだけではないのかもしれない。親子の間には、巨大な大根だけでは分かり合えないものも、きっといろいろあるのかもしれない。

    キャベツはもっと素晴らしく、冬を越えて育っているので、かなり甘みが強く、この時期は虫に食われてもいないのでとてもいいのです。こちらはスーパーで今売っているものを凌駕しています。スーパーキャベツと言っても過言ではないです。

    そういうわけでこれらの野菜をどう調理するのが1番いいのかこの所色々と考えているわけなのです。

    うちの父親はしっかりそれらの野菜をご近所に配るわけではなく、売ってお小遣いを稼いでいるのですが、野菜を作って売るなんて、なんて真っ白い(僕のイメージなのですが)商売なんだろうと思いました。そして言うまでもなく野菜を買った人はとても喜ぶわけです。

    食べ物を通して人と繋がるというのは僕の中では白いイメージがあって、やはりいいなぁと思わずにはいられないのです。だけどあまり褒めません。スーパーキャベツだけで分かり合えない何かが僕と農家の八百屋さんとの間には多少なりともあるわけです。

    僕にとって、人との距離感というのはとても大切で、それ以上でも以下でもないと思っているので。僕はキャベツと大根をあまり褒めてはいけないのです。僕の中のルールとして。

    でも、ありがとうと必ず言います。僕の中のルールとして。
    | Moblile | 12:20 | comments(0) | - | pookmark |
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