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    ウェディング業界に入ってからカメラマンの友人や知り合いが一気に増えたのですが、成功しているカメラマンに言えることは、一にも二にも向上心です。

     

    素直に向上心を見せることができないカメラマンが多いのですよね。知ったかぶりをしてしまう人、虚栄心が強い人が多いのと、あとは技術職なのにも関わらず努力を怠っている人が多いように思います。たぶんなんとなくでもなんとかやっていける世界なのかもしれないです。カメラマンというだけでかっこよく思われるところもあるのは確かです。でもはっきり言って、そんな技術職の人間に価値があるようには僕には思えないのですよね。

     

    写真は基本的に正解がないのです。ウェディングフォトでも、それ以外の写真でもそうだと思います。僕は写真家として個展を何度かやってきて見にきてくれた人の反応を見てやっぱりそれを思ったのです。人によって様々な印象を持って、それを好きになってくれる人が言葉で僕にそれを伝えてくれた時に僕はその様々な反応をみて一喜一憂したりするのだけど、それが多様すぎて、結局答えはないな。という結論に至るのです。

     

    だから全ての人に好かれようとしてはいけないと思う。

    僕は基本的に好きな人からある程度好かれていればそれ以上は望まないようにしている。

     

    仕事としてウェディングを撮影していて、基本的な構図、ピントが合っているかどうか、露出があっているかどうか、表現方法、平行水平、そういう基本的な部分がきちんと撮れているかそういうことを徹底的に自分に叩き込みました。それはウェディングフォトの世界では絶対に必要なことなんです。それが美しいとされているからです。

     

    ウェディングフォトはロジックだと僕が一番初めにお世話になったクライアントの社長が言っていた。僕は写真家出身だから、自分の感覚だけで撮っていたところが大きいです。だからその時はその言葉に対して少し違和感があったのです。だけど今になって彼の言葉は本当にその通りだと思っています。

     

    だけど、そのロジックは基礎であって、それから先の部分に関しては正解がないのです。そこは求めるものはお客さんによって変わる。Knotにも理想とする写真があります。それは僕が今まで撮ってきたものの集大成です。ただ仕事として写真を撮る以上、うちで雇うカメラマンには感覚的な言葉で伝えるのではなくきちんとロジックとして伝えないといけないのですよね。

     

    だけど自分の作品はもっと自由でありたい。

    被写体からわざとピントを外したり、わざと平衡を崩したり、ロックスターがライブでギターを壊すような感覚を僕自身は忘れないでいたい。だけど、それに至るのに改めてきちんと写真をロジックで考えることになったから、そういう意味でウェディング業界に入ったのは正解だったなと思っています。

     

    ウェディングカメラマン はある程度やったら引退したい。仕事としてはウェディングカメラマンを育てる側、ウェディングフォトをプロデュースする方に回る方が僕自身は向いていると思っています。

     

    職業カメラマンでなくなればまた僕は作品を撮ることになると思うし、そう願っています。

     

    ただ、どんな写真を撮っていても、これだっていうのを撮れた時の満たされる心というものがずっと僕のことを支配している。写真を撮り始めた頃からずっと変わらずに。

     

    僕には写真しか無くなってしまって。

    この道の先には、きっと苦悩しかないのかもしれないなと思うのです。

    写真の世界で生きるということはおそらくそういうことなのかもしれない。

     

    | Log | 23:21 | comments(0) | - | pookmark |
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